腰痛の原因 ~椎間関節性腰痛~
2019年6月9日
前回のブログで、腰痛を訴える方の8割以上はX線等の画像診断では原因が特定できない、いわゆる非特異的腰痛に分類されると書きました。
今回は非特異的腰痛の中の「椎間関節性腰痛」について少し書いていきたいと思います。
関連ブログ>>腰痛の8割は原因がわからない!?
椎間関節って?
人間の背骨のうち、腰の部分を腰椎と呼びます。
(頚は頸椎、胸は胸椎、それぞれ形状や動きが微妙に異なります)
腰椎の上下の骨は椎間板と左右の椎間関節と呼ばれる関節によって連結されています。
人間の運動は関節で起こります。腰の動きは腰椎の椎間関節が作っているとも言えます。
椎間関節性腰痛は、この椎間関節が原因で起こる腰痛のことです。
椎間関節性腰痛はなぜ起こる?
椎間関節が原因で痛みが起こるということは、ここに何らかの物理的ストレスがかかっていると考えられます。
では、どのような時に椎間関節にストレスがかかるのでしょうか?
大雑把にとらえると、腰を反らす動きと腰を捻る動きによって関節面が圧迫され、これが物理的ストレスとなります。
仕事やスポーツで同じ動作を繰り返していたり、無理な体勢で一部分に力が集中すると,特定の椎間関節だけに
痛みが出ます。
椎間関節性腰痛かどうかの判断としては、
レントゲン写真では異常が見られない
腰を反らしたときに痛みが出る
左右どちらかに強い痛みが出る
痛みがある部分がハッキリと指させる
等々が挙げられます。
椎間関節は小さいので、ピンポイントにここが痛い、と指させることも多いです。
また、痛い部位がウエスト周辺の場合もあるし、臀部にまで痛みが及ぶこともあります。
(痛みが臀部に及んでいる場合、椎間板ヘルニアなどの疾患と区別することが難しいので医療機関を受診しましょう)
根本的な改善には姿勢改善・運動療法!
椎間関節性腰痛の根本改善には運動療法が不可欠です。
普段から反り腰姿勢等で特定の椎間関節に負担がかかりやすかったり、筋力が足りなくて負荷がかかった際に腰を支えられないケースが多いのですが、これを解決するには負荷に負けないカラダを作る必要があります。
姿勢改善のためにもインナーマッスルを含めた体幹部全体の筋力トレーニングをしていきます。
医療機関にかかる際は
ひと口に腰の痛みといっても様々な原因が考えられ、適切な治療をしていかないと、症状がいたずらに長引いたり、かえって悪化する事にもなりかねません。
医療機関にかかる際は、正確な診断ができるように、
・いつから痛いのか?
・痛くなるきっかけはあったのか?(ぶつけた、捻った)
・どこが痛いのか?
・どんなふうに痛むのか?(ズキズキ痛む、疼くように痛む)
・どんな時に痛むのか?(腰を動かす時に痛い、常に痛い、夜中が痛い)
・治りを遅くしている要因はあるのか?(仕事、スポーツ、ストレス等)
・その他の症状はあるか?(痺れ、麻痺)
などを正確に伝えるようにしてみてください。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では腰の痛みがどこから来ているのか、その根本原因を問診、視診、触診、検査でしっかりと鑑別をしていきます。
その上で各々の原因にアプローチし、一日も早い回復を目指します。
椎間関節性腰痛であれば、筋骨格調整や鍼灸治療等を用いて痛みを緩和し、併せて体幹部のエクササイズをお伝えしながら、根本的な症状の改善を目指します。
また、電気治療機器の『楽トレ』を使用してのインナーマッスルのトレーニングもあります。
日頃から腰痛でお悩みの方、一度当院までお気軽にご相談ください。
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