膝の痛みあれこれ ~疾患を特定するには?~
2018年10月14日
スポーツをやっている人なら靭帯損傷、ご高齢の方であれば軟骨がすり減って、などの変形性膝関節症、あるいは半月板損傷なども思い浮かぶかもしれません。
膝の痛みには急性・慢性という視点の他、膝関節そのものの痛みだったり、膝の周りが痛みの原因になっていたり等々、それこそ多様な病態が考えらます。
今回は膝の痛みを判断する際の一つの見方を考えていきたいと思います。
膝の痛みの原因を探るフローチャート
膝に痛みがある場合の鑑別の仕方の一例です。
これは整形外科的疾患か?、内科的な疾患か?等、大きな視点から考えられる可能性を上げています。
もちろん答えはこれ以外にも考えられるのですが、医療機関ではこの様な情報をもとに、必要な検査をして原因の特定をし、必要な治療をしていくのです。
痛みの原因は多様
上記の様に一口に膝が痛いと言っても筋肉や靭帯などの運動器に原因がある場合から、痛風などの様に内科的疾患からくるものまで様々です。
このフローチャートはあくまで判断の一例です。
これに加え、整形外科的領域に限定したとしても、筋肉の損傷、靱帯の損傷、骨折、半月板損傷、その他たくさんの可能性をひとつひとつ検証していくのです。
そのための指標として、
見た目で腫れているか?
触って痛いか?
安静にしていても痛いか?
体重をかけると痛いか?
曲げ伸ばしなど特定の動作で痛いのか?
等々、様々な要素を勘案して、判断していく事が求められます。ここを間違えてしまうと治るものも治らなくなります。
医療機関にかかる際は
膝の痛みに限りませんが、医療機関にかかる際は正確な診断ができるように、
・どこが痛いのか?
・どんなふうに痛むのか?(ズキズキ痛む、疼くように痛む)
・どんな時に痛むのか?(膝を曲げる時に痛い・伸ばす時に痛い、常に痛い、夜中に痛い)
・いつから痛いのか?
・痛くなるきっかけはあったのか?(転倒した、膝を着いた、捻った)
・その他の症状はあるか?(痺れ、麻痺)
などを正確に伝えるようにしてみてください。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では上記の様な理由から、膝の痛みがどこから来ているのかをしっかり見極めるために、問診、視診、触診、検査を大事にしています。
その上で症状の緩和と、根本原因(姿勢、日常動作等)にアプローチするための治療計画を組み立て、早期の回復と痛みの出ないカラダ作りを目指します。
膝の痛みでお悩みの方は、お気軽に当院までご相談いただければ存じます。
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