肉離れ 台東区浅草 リバース浅草鍼灸整骨院
2015年8月21日
足、つってしもうたわぁ!!!!!!
誰か足を伸ばしてくれませんか???
私にはそう言っているように聞こえてしまいます。
さてそれは置いといて、皆さんスポーツはお好きですか?
観るのが好き!自分でやるのが好き!
どちらにしてももしかしたら、一度は目にしたことや耳にしたことがあるかもしれませんね。
今回、取り上げるのはスポーツ中にとても起こりやすい「肉離れ」についてです。
そもそも、肉離れ(筋挫傷)とは・・・
主にスポーツなどの運動中に、「急激に筋肉が縮んでしまった結果、自己筋力によって筋膜や筋肉
の線維が筋肉と共にダメージを受けて部分的な断裂を起こし、痛みや腫れと共に運動障害が
起こる状態の事」です。
スポーツ時に起こる筋肉の急激な痛みは大きく3つに分けられます。
①筋痙攣 :一時的に筋肉がこわばり、痙攣を起こすもの。
②筋打撲傷:直接的な外力により筋肉を傷めてしまうもの。
③肉離れ:筋肉の急激な収縮により、筋肉や筋膜が損傷して起こる痛みや障害。
次に、肉離れの起こしやすい場所とは・・・
第1位:ハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)
中でも大腿二頭筋が最も肉離れを起こしやすい筋肉である。
第2位:大腿四頭筋(大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋)
第3位:内転筋
第4位:ヒ腹筋(ふくらはぎ)
以上の順に下半身の筋肉によく起こるとされています。
●肉離れの症状と診断
軽 度(1度):筋肉自体や筋膜にはほとんど変化がなく、筋線維が引き伸ばされた程
度のもの。局所の圧痛のみのことが多い
復帰予測 ⇒ 1~2週間でスポーツが可能
中程度(2度):筋膜の断裂、ごく一部の筋線維の断裂があるが、圧痛だけではなく軽い
陥凹や運動痛もある。
復帰予測 ⇒ 1~2ヶ月
重 度(3度):筋膜だけでなく筋肉自体にも部分断裂があり、圧痛、局所陥凹、
運動痛 も著しい。
復帰予測 ⇒ 手術が必要となる事もある
●肉離れの治療(保存的治療)⇒これはあくまでも当院での目安です!
痛めた直後 :一般的には最低2日間は必ずアイシングをして弾性包帯(バンテージ)などで軽く
圧迫したり、テーピングを施す。
4~5日目以降 :肉離れによる筋肉・筋膜の損傷の程度に応じて歩行を開始。
1~2週間目 :痛みがない範囲で筋力トレーニング(等尺性)やストレッチを開始。
筋線維の回復を促すために温熱療法を行い、比較的早期からストレッチや
筋力強化訓練が必須。
1~1.5ヶ月目 :損傷した筋肉や筋膜がほぼ正常の強度に戻る。
*このように適切な段階を踏まえて治療を行なわないと、肉離れの箇所に瘢痕が残って
再発を繰り返すため注意が必要である
●肉離れの原因と予防対策
発生原因として、考えられるのが以下の通りです。
・筋力不足
・筋肉の柔軟性の欠如
・ウォーミングアップ不足
・筋疲労の蓄積とケア不足
・技術の未熟
・天候の変動(低温高温)
・競技者の年齢
予防対策としては、以下の通りです。
・筋力強化
・運動前の十分なウォーミングアップ
・運動後のアイシング、マッサージ、ストレッチ
(筋肉の炎症や疲労、柔軟性の低下を予防目的)
●最後に・・・
スポーツを行う方にとっては、肉離れというのはつきものです。
怪我をしてしまったら確かにしょうがないですが、そうなる前に
食い止めなければなりません。
スポーツ前後のウォーミングアップやクールダウンは必須ですが、
それ以上に普段から筋肉のバランスを良い状態に保つためのメンテナンスが
不可欠となります。
当院でお力になれることが必ずありますので、ぜひご相談ください。
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リバース浅草鍼灸整骨院
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