雨が降ると関節が痛む!? ~気象病~
2019年7月7日
東京もこのところ雨が降ったりやんだり。晴れていると思ったら急に雨が降り出すなんていうことも。
洗濯物は増えるし、乾きにくいし、困ったものですね(*_*;
この時期は関節が痛くなる、古傷が疼く、なんていう人も多いのではないでしょうか?
そういう人は天気予報並みに雨が降るのを予知します(゚∀゚)
昔から雨が降る前は膝が痛む、頭が痛くなる等、気圧の変化が我々の体に影響を及ぼすことは、よく知られています。
ある調査によれば、一年以内に関節痛の経験がある人のうち、約半数が梅雨時や低気圧が近づいた時、雨の日に関節が痛むと回答があったそうです。
今回はこの天気・気圧と痛みの関係についてみていきます。
天気が悪いとナゼ痛い?
人間のカラダは、気圧が下がるとその変化に順応しようとして血圧と心拍数が上昇します。
血圧や心拍数が上昇するということは、『交感神経の活動が活発化』して、血管収縮やアドレナリン放出などが痛みに対する反応を高めると考えられます。普段から自律神経(交感神経と副交感神経のバランス)が乱れがちな人に症状が出やすいといわれています。
ただ、気圧がしばらく一定に保たれていると血圧、心拍数は落ち着き、痛みもおさまってきます。
もう一つの原因として考えられるのは、低気圧になると身体の中で『ヒスタミン』と呼ばれる炎症物質の分泌が増加します。これが腰痛などの関節痛を呼び起こすと考えられています。
片頭痛持ちの方が、天気の悪い日に痛みを起こすのは、気圧の変化とヒスタミン分泌に関係があるともいわれています。
関節痛の他にも
天気の変化で不調を感じる、これを称して『気象病』と呼ばれることもあります。
これは気象の変化によって症状が出やすい病気の総称で、生気象学という分野で研究されています。
主なものとしては、
・関節リウマチ、神経痛、片頭痛、骨折痛等
・気管支炎喘息、肺炎
・メニエール病、緑内障
・心臓、循環器疾患(心筋梗塞、狭心症、脳出血等)
・精神障害、うつ病、てんかん
・・・etc.
があげられます。
痛みが出そうになったら
気圧や気温が変動しやすい梅雨の時期は痛みが強くなりやすい時期といえます。
気象の変化が予測できるときは
・サポーターなどを活用して患部が冷えないようにする
・湯船に浸かったり、ストレッチ体操などで血行をよくする
・自律神経を安定させるためのストレス解消法を見つけて実行する
等々の工夫するとよいでしょう。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では天気、気圧の変化からくる関節の痛みに対して、各々の症状・状態に合わせて、筋肉・骨格・神経の働きを最適化し、痛み等の不快な症状を取り除き、毎日を快適に楽しく過ごせるお手伝いをしていきます。
症状に対しては、筋骨格調整や鍼灸治療で痛みの原因を取り除き、自律神経の働きに対しても、鍼灸治療やスーパーライザーを用いてアプローチしていきます。
慢性的な痛みでお困りの方、天気や気圧の変化で関節に痛みの出る方、是非一度当院までお気軽にご相談ください。
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