梅雨冷え・・・
2019年6月30日
「梅雨冷え」や「梅雨寒」などという言葉もあるように、梅雨の時期はカラダが冷えやすい時期でもあります。
この時期は慣用句的な「梅雨冷え」以外にも、気温や湿度は高いのに冷える、といったことがよくあります。
雨が降っていて蒸し暑いのに、何だか体の芯が冷えていると感じることはありませんか?
では、何でそんな事がおこるのでしょうか?
『梅雨冷え』その原因は?
①自律神経の乱れ
梅雨の季節は高気圧と低気圧が交互に入れ替わり、気圧の変化によって自律神経のバランスが崩れやすくなって、体の調子もなんとなくすっきりしない事が多くなります。
すると、エネルギー代謝の低下・血液循環の低下が起こり、体は冷えてしまいます。
また、天気が悪いときは気圧が低下している事が多いのですが、低気圧状態になると体は副交感神経が優位になります。副交感神経はリラックスの神経。リラックスというと何となく良い状態だと思ってしまいますが、緩み過ぎても「だるい」「やる気が出ない」といった事になってしまいます。
②炎症物質
低気圧になると体の中では「ヒスタミン」と呼ばれる炎症物質の分泌が増加します。肩凝り、片頭痛、腰痛などの痛みの原因と考えられています。
片頭痛持ちの方が、天気の悪い日に片頭痛を起こすのは、気圧変化とヒスタミン分泌に関係があるともいわれています。
また、ヒスタミンが体を緊張させる交感神経を刺激して、末梢神経を収縮させます。
血管が収縮されれば血行は悪くなって、手足の冷えにもつながるのです。
③体の中心が冷える
外気温が高くなると、熱を逃がそうとして血液は体表に集まり、深部の体温が下がります。結果として体の中心が冷えてしまいます。また気温や湿度が高いと、冷たい飲み物をとり過ぎて体を内側から冷やしてしまいます。
ご自身で出来る対策は?
①体を温めて血流改善
冷えていないようで、梅雨時は体の深部が冷えています。体の芯まで温める半身浴もお勧めです。
②ストレッチ・有酸素運動
ストレッチ体操で首や肩・腰などを伸ばすことは、冷えにも効果があります。
腹式呼吸を併せて行うことでより効果が高まります。
また有酸素運動は自律神経のバランスを整える効果があるといわれています。
低体温を改善するためには基礎代謝を高める必要があります。
筋肉量が増えれば、エネルギーを使うことで熱が発生するので有酸素運動は効果的です。
③身体を温める食材を摂る
体を温める唐辛子やショウガ、ネギなどを意識的に摂るのは有効です。
これらの対処法は、いずれもすぐに効果が出るわけではありません。
毎日の生活の中で少しずつ続けることが大切です。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では梅雨時の冷えに対して、問診、検査等を踏まえて、各々の症状に合わせ、根本から改善するためのアプローチ(鍼灸、内臓マニュピレーション、スーパーライザー等)をご提案させていただきます。
また必要に応じて運動療法、体質改善のための食事・栄養学的な内容もお伝えしていきます。
梅雨冷えでお困りの方、一度当院までお気軽にご相談ください。
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