睡眠の質を上げるには? 〜ゴールデンタイムと体温!?~
2019年5月26日
寝ているはずなのに元気が足りない、と感じるときは『質の良い睡眠』が不足しているのかもしれません。
眠りの質によって脳と体は確実に変化します。
そのためのカギは『ゴールデンタイム』です!
良質な眠りを確保して、良質なパフォーマンスを手に入れましょう。
睡眠の役割とは?
①脳と体に休息を与える
睡眠は自律神経を交感神経優位から副交感神経優位へと切り替え、脳と体を休息モードに確実に切り替えます。
②記憶を整理して定着させる
日中の記憶を整理して定着させるのも睡眠の役割です。同時に不要な情報や思い出したくない情報の削除もしてくれます。
③ホルモンバランスを調整する
数多くのホルモンが睡眠中に多く分泌されることがわかっています。食欲をコントロールするホルモンや、成長ホルモン(筋肉・骨・皮膚の代謝に関わる)等のバランスをコントロールするのも睡眠の役割です。
④免疫力を上げて病気を遠ざける
睡眠が乱れるとホルモンバランスが崩れ、免疫の働きが乱れます。
⑤脳の老廃物を除去する
脳の活動が落ち着く睡眠中は効率的に老廃物除去が進められます。
睡眠周期とは?
睡眠は量より質が大事です。この睡眠の質を上げるカギは『睡眠周期(スリープサイクル)』にあります。
睡眠には
・ノンレム睡眠 ・・・ 脳も体も眠っている睡眠
・レム睡眠 ・・・ 脳は起きているが、体は眠っている睡眠
の二種類があり、人はこの2つを繰り返しながら眠っています。
最初のノンレム睡眠は90分程度。この後レム睡眠がやってきて眠りの第一周期が終わります。
6~7時間眠る場合はこのサイクルが4回ほど繰り返されます。
睡眠のゴールデンタイムとは?
『最初のノンレム睡眠』
です。眠り始めの90分で深く眠ることが出来れば、自律神経やホルモンの働きも良くなり、その後の睡眠リズムも整っていきます。
この最初の90分こそが睡眠の『ゴールデンタイム』なのです。
たとえ長い時間眠れたとしても、最初の90分の質が悪いと、残りの睡眠の質も総崩れになります。
『体温』と『脳』が睡眠の質を左右する
眠りと『体温』は密接に関係していています
人間は、皮膚の温度(手足の温度)と深部体温(体の内部の温度)の差が大きい時は覚醒モードになり、皮膚温度と深部体温の差が小さい時には睡眠モードに入ります。
つまり、入眠時は皮膚温度を上げて熱放散をうながし、深部体温は下げることが有効です。
具体的な方法として最も有効なのは「入浴」です。深部体温には上がった分より大きく下がろうとする性質があるので、入浴によって皮膚温度を上げて熱放散の準備をしつつ、「深部体温」も意図的に上げておくことで入眠時に必要な「深部体温の下降」がより大きくなり熟睡につながります。深部体温が入浴前よりさらに下がっていくのは90分以降です。眠りにつく90分まえには入浴を済ませておきましょう。
(寝る90分前に入浴を済ませられない場合や、入浴後すぐ寝たいという場合には湯船につかることは逆効果になります)
寝る前の『脳』の状態も熟睡度に大きく関係します
例えば悩み事があったり、寝る直前まで仕事をしていたりして、脳が興奮していたりすると熟睡は訪れません。
スマホによるゲーム、動画視聴、SNS、メールチェックなども控えましょう。脳を興奮させないためにも脳のスイッチをオフにしていきましょう。
睡眠は自身でコントロールする事が可能です。
睡眠を理解し、質の良い睡眠を確保して、人生を変えてみませんか?
リバース浅草鍼灸整骨院では
睡眠の質を高めるには、自律神経の交感神経と副交感神経の調和が大切です。
・なかなか寝付けない
・途中で目が覚める
・睡眠時間は確保しているけど疲れが抜けない
等々でお悩みの方、一度当院までお気軽にご相談ください。
当院ではお一人お一人の症状に合わせて、鍼灸治療やスーパーライザー、筋骨格調整、内臓マニュピレーション等を用いて、自律神経のバランスを整え、睡眠の質を上げるお手伝いをいたします。
関連リンク>>鍼灸治療の詳細はこちら