交通事故の損害賠償 〜過失相殺・過失割合とは?〜
2019年3月17日
万が一交通事故に遭ってしまった時の事って考えた事はありますか?
もしも被害者になってしまったら、治療や生活の保障はどうなるんだろう?
もしも加害者になってしまったらどうなってしまうんだろう?
その時に出てくる問題の一つが『損害賠償』です。
今回は『損害賠償額』と『過失の割合』について少し見ていきます。
交通事故は全部加害者の責任?
もしも交通事故に遭ってしまった場合、被害者は加害者に対して損害賠償請求をする事ができます。
ただし、交通事故が起こった時に、加害者が100%悪い、という事は少なく、実際には被害者側にも一定の落ち度、過失が認めらるケースが多いのです。
そんな場合、落ち度がある分については、被害者にも一定の責任を負わせないと不公平になります。
そのため加害者・被害者双方の当事者の『過失の割合』を定めて、被害者の過失の割合分については損害賠償金から減額することになります。
これを『過失相殺』と言います
過失相殺されると、損害賠償金が減額されるので、交通事故の当事者には大きな影響が及びます。
たとえば仮に、
1000万円の損害が発生していても、被害者側に2割の過失があった場合、保険金額は2割減らした800万円になるのです。
過失割合はどのように決まるの?
交通事故の当事者にとっては、『過失割合』は非常に重要な問題です。
では、実際の事故の場面ではどのようにして決まるものなのでしょうか?
なかには警察官が決めるものだと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
一般的には双方の当事者または代理人である保険会社等が示談交渉をする中で割合を決めます。
過失割合の基準は?
ただ、話合いで過失割合を定めるとしても、一定の基準が必要です。
このとき使われるのが、過去の判例などをもとにして作られた、過失割合の算定基準です。
これは交通事故の類型ごとに、細かく基準となる過失割合の数値が決められています。
例えば、
信号機のある交差点での交通事故、信号機のない交差点での交通事故、交差点以外の事故、右折・左折・直進、高速・一般道、四輪車同士の事故、バイク事故、自転車事故など、ありとあらゆる場面を想定してそれぞれについて過失割合の基準が定められているのです。
過失割合は相手と合意して示談書にサインをしてしまうと、後々争うことは難しくなります。
普通、一般の人が事故の過失割合がどの程度であるのかを適切に判断することは困難です。
相手方の保険会社と過失割合について合意する前に、専門家に相談をすることで、納得出来る解決につながりますし、補償金も妥当な金額まで増える可能性もあります。
相手の提示する過失割合について納得できない場合には、弁護士などの専門家の力を借りて交渉を進めた方が良い結果につながることも多いです。
リバース浅草鍼灸整骨院では
上記の様に交通事故の後は、保険に関わる問題一つとっても、知識を持っていない人には難しい事柄や手続きがたくさんあります。
当院は、交通事故の治療はもちろんの事、交通事故案件に強い弁護士とも提携していますので、保険や損害賠償に関する専門的な御相談も可能です。
今現在、交通事故で他の医療機関にかかっている方でも、
交通事故治療についてお困りのことがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。
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