便秘の種類
2017年2月25日
ただ、お通じがないといっても原因は異なります。
便秘は「器質性便秘」と「機能性便秘」の2種類に大きく分けられます。
器質性便秘
「器質性便秘」は大腸の炎症や癌など、病気や炎症が原因で
生じるものであり、場合によっては手術などの専門的治療を必要とすることもあります。
しかしながら、これらの症状は原因疾患の治療を行う事で治るとされています。
●腸の通過障害:癌・腸閉塞・ポリープ・腸の癒着
●代謝性障害:脱水や衰弱が原因で腸管の血流不足・腸蠕動低下・排便力低下を起こす。
●痔核・肛門裂傷:排便時の痛みを恐れて排便を我慢してしまう。
機能性便秘
「機能性便秘」は身体には異常はないが、大腸の働きが鈍ってしまい、その結果便秘になってしまうものをいいます。
● 食事性便秘
繊維の少ない偏った食事や食事量が少ないことが原因となる。
●直腸性(習慣性)便秘
便意が繰り返し抑制されたり、下剤や浣腸の誤用・乱用が原因となる。直腸内圧の感受性が低下し、直腸内に便が
溜まっても便意を生じなくなる。その結果、便が大腸に停滞し、水分が吸収されて硬い便となる。
●弛緩性便秘
大腸の機能低下・腹筋力低下の為、排便時に十分な腹圧がかけられずに起こる。また、腸管への機能的刺激が不足し、腸蠕動が低下することにより便秘が生じる。
●痙攣性便秘
ストレスや過敏性腸症候群により生じる。自律神経失調により過度に結腸に痙攣性の収縮が起こる為に、腸管内膜が狭くなり、大腸の内容物の輸送に時間がかかる。便は硬く少量で、ウサギの糞のようにコロコロした形で出てくることもある。
当院で対応ができる便秘は、ストレスや自律神経の働きの乱れによって起こる便秘や、腸の蠕動運動低下によるものです。
内臓マニュピレーションでは、腹部を直接施術します。腹部の血流がよくなるので内臓の機能が高まり、その結果、内臓機能を支配している自律神経の働きが整って、根本的なお通じの改善がみられます。
自律神経の乱れが疑われる方はこんな症状があります。
□身体の冷えを感じる(冷え性)
□肩こりや頭痛が出やすい
□眠りの質が悪い、寝ても疲れが取れない(不眠)
□食欲がない
まず、自分の便秘の原因はどこから来ているのか医療機関で調べてもらいましょう。
そこで器質的な異常がなく、どうしたらいいかお困りの方は当院にご相談ください。