母指CM関節症 | 浅草で鍼灸といえば「リバース浅草整骨院」

上記の様な症状でお困りの方は、親指の付け根にあるCM関節の変性疾患の可能性が高いです。

親指（母指）には3つの関節があり、手首に一番近い関節のことをCM関節と言います。親指から手首に向けての輪郭を見た際に、手首の末梢でくの字に曲がっているところに相当します。

CM関節は曲げ伸ばしや閉じたり開いたり、といった動きが可能です。
また、CM関節の靱帯にはある程度の遊び部分があって、大きく動きます。そのため使い過ぎや加齢によって、関節を支えている靭帯がゆるくなったり、関節表面を覆う軟骨がすり減ることで関節のかみ合わせが悪くり、親指の痛みや動きの制限が起こります。

これが進行していくと、腫れや、親指が開きにくくなったり、関節が亜脱臼することで、変形が現れたりします。

『母指CM関節症』は40代～50代の方に多くみられ、比較的女性に多く発症するといわれています。

親指の付け根のCM関節周辺に腫れがあり、押すと痛みがあります。親指を捻るようにすると強い痛みが出ます。
骨折や、手首の親指側の腱鞘炎（ドケルバン病）、関節リウマチ等との鑑別はしっかりとする必要があります。 

テーピングや装具を付けて動きを制限する事で、ほとんどの場合に症状の改善が得られます。

しかし、これらを行っても改善しない場合、

整形外科では、痛み止めの内服、関節内注射をする事もあります。

痛みが強く、亜脱臼を伴う関節の変形が見られる場合には、関節固定術や骨の一部を切除して靱帯を再建する切除関節形成術などの手術も検討されます。

親指は他の指に比べて使用頻度が高いため、負担がかかります。

実際に症状が出た場合は、それ以上悪化しないように努めることが重要です。

早期発見と予防が大事です。