横隔膜はナゼ大事?? ~体幹の筋肉なんです〜
2018年8月26日
そう、呼吸をつかさどっているアレです!
では横隔膜が筋肉だっていうことは知っていましたか?
実は焼肉屋で出てくるハラミ肉の部位なんですよ!!
なんで横隔膜の話なんてするのかというと、実はこれ呼吸以外にも体幹を支える大事な器官、筋肉だからなんです。
と、いう事で前回の体幹トレーニングに関連して、今回は『横隔膜』について書いていきます。
関連ブログ>>体幹トレーニングの意義は?
横隔膜とは
横隔膜とは、名前に「膜」という字が入っているので勘違いしやすいのですが、実は膜ではなく筋肉なのです。
それも自分の意志で動かせる随意筋です。
胸郭の内側下部に位置し、ドーム状の形をしています。
この位置からも体幹の筋肉、インナーマッスルの一つと捉えることができます。
横隔膜の役割
横隔膜の役割でまず思いつくのは呼吸です。
腹式呼吸を行う際、息を吸う時の主力筋として働きます。
横隔膜が収縮することで胸郭の内圧が下がって強制的に肺内に酸素を取り入れることができます。
息を吐く時の主力筋である『腹横筋』と逆の働き(拮抗筋)を担っていて、主力呼吸筋として重要な役割を果たしています。
この他、横隔膜は収縮して息を止めることで腹圧を高め、排尿、排便といった行為の補助をします。
また、重い物などを持ち上げるときに、腹圧を高めることで腰の負担を軽減させるなど、体幹の安定に寄与しているのです。
*呼吸に関しては、自律神経の話などの深い話も出てくるので改めて詳しく書きたいと思います。
関連ブログ>>カラダを支える大事な筋肉~腹横筋編~
姿勢とパフォーマンス
近年横隔膜の働きが、姿勢や運動パフォーマンスに影響を与えていると言われるようになりました。
どういった姿勢がパフォーマンス向上に繋がるのでしょうか?
それは『横隔膜』と、骨盤の下を支えている『骨盤底筋群』が向き合うカタチといわれています。
『横隔膜』は呼吸をすると上から、お腹に圧力をかけ、『骨盤底筋群』は下からその圧力を受け止めます。つまり『横隔膜』と『骨盤底筋群』がしっかり向き合うことで、お腹の中の圧力が上下前後左右と均等に圧力がかかって姿勢を安定させるのです。
お腹の中が空気の入った風船やボールをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
もしも横隔膜と骨盤底筋群が互いに向き合っていない状態だと、骨盤底筋群が横隔膜からの圧力を受け止めることができなくなって、圧力がカラダの弱い部分から抜けて、お腹の中の圧力が失われ体幹が不安定になってしまうのです。
良い姿勢が良いパフォーマンスにつながる理由はここにあります。
具体的な体幹トレーニングに関する内容については、また近日中に改めて書きたいと思います。
関連ブログ>>産後の症状やボディラインのケアに~骨盤底筋群~
リバース浅草鍼灸整骨院では
前回のブログでも触れましたが、当院でも慢性腰痛や肩こり改善のため、体幹トレーニングを指導させていただくケースがあります。
慢性的にぎっくり腰を繰り返している方や、産後のママさんには積極的に取り入れています。
運動指導をはじめ施術に関しても、お一人お一人の状態、症状にあわせて最適なものをご提案させていただきます。
慢性症状でお困りの方、スポーツ障害からの復帰を目指す方、姿勢の気になる方、一度当院までお気軽にご相談いただければと思います。
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