ストレッチでスポーツパフォーマンスが落ちる?
2018年7月22日
皆さんはゴルフやテニス、フットサル等スポーツをする前のウォーミングアップにストレッチをしますか?
スタティックストレッチ、いわゆる静的なストレッチですが、近年「ウォームアップで静的ストレッチをやり過ぎるとスポーツパフォーマンスが落ちる!」という事がいわれる様になりました。テレビの健康番組でも取り上げられたりした事があるので、耳にした方もいるのではないでしょうか?
今回はウォームアップとストレッチの関係についてみていきたいと思います。
静的ストレッチと動的ストレッチ
ストレッチと聞いてどのようなものを想像しますか?筋肉を伸ばしたポーズで何十秒か静止して・・・
一口にストレッチといってもいくつかに分類されます。大雑把に言うと
静的ストレッチと動的ストレッチに分けられます。(もちろんもっと細かい分類方法もあります)
静的ストレッチとは?
静的ストレッチは反動をつけないでじっくり筋肉を伸ばすストレッチです。
主に筋肉の柔軟性を高めて、関節の可動域を広げるために行います。
また、血行や体液循環をスムーズにすることで、疲労回復にもつながります。
動的ストレッチとは?
動的ストレッチは動きながら反動をつけて行うストレッチです。代表的な動的ストレッチといえばラジオ体操やサッカー選手がやっているブラジル体操等があります。
動的ストレッチは、主にウォーミングアップ等動きの事前準備の段階で筋肉に刺激を入れるために行います。
ストレッチでスポーツパフォーマンスが落ちる?
ストレッチと運動パフォーマンスにおける効果を調べている研究の中で、静的ストレッチ後に運動パフォーマンスが下がったという結果が出ていたりします。
こういった事は2,000年代に入ってから、色々なところで言われてきました。
静的ストレッチでじーっと筋肉を伸ばしているとリラックスするための副交感神経が優位になります。この特性を考えると、ウォームアップとして、静的ストレッチをメインにしてしまうと、さあ、体を動かそうという時に筋肉が弛緩して力が出にくくなってしまう事が考えられます。
本当のところは?
「運動前に静的ストレッチを行うのは良くない。動的ストレッチだけでOK」
極論になると「静的ストレッチ不要論」まで出て来ます。
大事なのは静的ストレッチ、動的ストレッチそれぞれに効果があり、どちらが正しいという事ではなく、目的に応じて使い分けることが必要という事です。
スポーツでの負担が大きい場合は、運動後に筋肉は硬く縮こまってしまっています。そんな時には静的なストレッチでによって筋肉を伸ばしておくことが有効です。
また運動前でも時間に余裕がある場合は、静的ストレッチで可動域を広げてから動的ストレッチで筋肉や心肺に刺激を入れる、というやり方もあります。
繰り返しになりますが、目的に応じて使い分けることが大事です。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院ではスポーツによるケガ、障害だけでなく、より動きやすくなるためや、ケガをしにくいカラダ作りのサポートもさせていただきます。
カラダの痛みや動きの悪さでお困りの方、一度当院までお気軽にご相談いただければと思います。
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