むちうち!! ~交通事故のケガ~
2018年5月13日
交通事故によるケガが長期化することはよくあります。なかには一定期間治療をおこなった後に後遺症が残るなんていうことも。
今回は交通事故のケガの中でも特に多くみられる『むちうち』についてみていきたいと思います。
『むちうち』とは?
『むちうち』は、自動車事故、特に追突によって起きる場合が多いのですが、他にも、転落、スポーツ障害による例もあります。
衝撃によって、首の部分が、ムチがしなるように前後に連続して大きく動くために、筋肉、靱帯、椎間板、血管などが損傷するものとされています。
診断名としては「外傷性頸部症候群」「頸部捻挫」と付けられることが一般的です。
むちうちの特徴
『むちうち』は事故直後には症状が現れない事があるという、厄介な特徴があります。病院でレントゲン検査やMRIなどの画像検査を受けても、「骨に異常なし」と診断されシップや鎮痛剤を処方されて帰されてしまう事もあるようです。
交通事故に遭うと事故当事者は興奮状態にあり、痛みを感じる感覚が麻痺している場合が多く、数日経過して、首の調子がおかしい、やたらと肩が凝る、などでむち打ち症を疑うというケースも多々あるのです。
むちうちの分類と症状
頸椎捻挫型
神経根症状型
脊髄から枝分かれした神経が圧迫され、腕や手の痛み、しびれ、だるさ、後頸部の痛みがでる
バレ・リュウー症状型
脳に栄養を送る椎骨動脈の血流低下で、頭痛、目のかすみ、眼精疲労、めまい、耳鳴り、吐き気などがでる
脳脊髄液減少症
脳髄液が急上昇した際にクモ膜が裂け、脳脊髄液が減少して、頭痛やめまい、倦怠感、頸部の痛みを長期間に渡って引き起こす
これらの症状が複合的に起こることも多く、慢性化して、天気が崩れると頭痛が出るなど、何年経っても症状が治まらない人もいます。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では、むちうちの時間経過(急性期・亜急性期・慢性期)に合わせて適切な治療を行うことで早期の改善を目指します。
急性期
組織が損傷し、炎症反応がみられます。この時期に無理に患部を牽引したり、マッサージをしたりすると症状が悪化してしまうこともあります。患部の安静を保ち、経過をみながら特殊電療やスーパーライザーを用いて、疼痛の緩和や組織の回復をはかり、徐々に手技療法も加えていきつつ、慎重に治療を進めていきます。
亜急性期
引き続き特殊電療や、手技療法により積極的に組織の回復をはかります。
また経過を確認しながら運動療法等で運動性を回復していきます。
慢性期
適切な治療を続けていれば症状がかなり軽減していることも多いです。ただし日常で無理をしていたり、重度の場合など、症状が治まったからといって治療をおろそかにすると後遺症が残る可能性もあります。完治するまで正しい治療を続けましょう。
交通事故によるケガは、身体的苦痛だけでなく、保険会社との面倒なやり取りで精神的負担もかかります。
当院では交通事故治療だけでなく、法的問題についても、しっかりとサポートいたします。交通事故案件に強い弁護士とも提携しているので専門的な相談も可能です。
今現在、交通事故で他の医療機関にかかっている方でも、交通事故治療についてお困りのことがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。
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