ストレスが腰痛の原因!? 〜慢性腰痛編~
2018年3月18日
慢性的な痛み、例えば『慢性腰痛』にお悩みの方は多いと思います。
色々な治療を受けてもなかなか改善しない、すぐ戻る、などなど。実際腰痛で原因が特定できるものは2割以下といわれています。つまり腰痛の8割以上は原因が特定できない、非特異的腰痛なのです。
今回は少し視点を変えて、ストレスと慢性腰痛について書いていきたいと思います。
慢性腰痛とは?
例えば、腰の痛みが3ヶ月以上続く場合、慢性腰痛に分類されますが、
これには
①腰に異常がないのに痛みが続く場合
②腰の異常が治ったのに痛みが続く場合
③腰の痛みが良くなったり、悪くなったりを繰り返す場合
などのケースがあります。
痛みの程度、期間、発症する年齢層も様々です。
腰の痛みを和らげる仕組みは?
慢性腰痛は、腰の痛みを和らげる仕組みと関係があります。腰から痛みの信号が脳に伝わると、脳からドーパミンという神経伝達物質が放出されます。その結果、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が放出され、痛みの信号を脳に伝える経路が遮断されます。この仕組みによって、腰痛などの痛みが気にならなくなったり、我慢できたりするようになります。
しかし、日常的にストレスを受け続けていると、
脳内物質のバランスが崩れる→ドーパミンの分泌が減る→痛みを抑えらない→ますます痛く感じる→その痛みがストレスとなってドーパミンの分泌が少なくなる→痛みが慢性化する
という悪循環に陥るのです。
ストレスと慢性腰痛の関係
慢性腰痛はその痛みの程度や期間、発症する年齢層も様々ですが、近年は都会で働く30代〜50代の事務職の方に多くみられるようになりました。
この事は上記のような仕組みを考えると、ストレスに代表される『心理的社会的要因』が大きく関わっているという事が納得できるのではないでしょうか?
ストレス性の要因が絡む場合の対処例
最近の健康番組でも取り上げられていましたが、日常的に適度な運動や、自分が楽しいと感じることを行うようにします。すると脳からドーパミンが放出されて、痛みを抑える仕組みが活発になり、腰痛が軽減します。
テレビでは、犬を昔飼ったことのある患者さんが、再び犬を飼い始めて、毎日散歩をさせたり、犬と戯れているうちに、慢性腰痛が改善したケースが紹介されていました。
リバース浅草鍼灸整骨院では
最近ではこのような内容もテレビの健康番組でとりあげられる事が増えたので、ご存知だった方も多いかと思います。
「心因性」あるいは「組織病変のない」慢性の痛みと考えられる場合であっても、常に
『何らかの隠れた器質的病変が関与しているのではないか?』
という意識をもっておかなければいけない事は言うまでもありません。
筋肉、骨格、内臓、ストレス、自律神経etc.・・・これらは微妙に組み合わさって痛みを呼ぶことが多いのです。
当院では痛みを多角的に捉え、適切な治療を行うために問診、検査に十分な時間を頂きます。その上でお一人お一人にあった最適な治療を提案させていただきます。
慢性的な痛みでお困りの方は、一度当院までご相談いただければと思います。
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