つらい!産後の膝の痛み
2018年3月11日
「出産前は何ともなかったのに、出産してからだんだん両膝の痛みが出始めて、立ったり座ったりもつらいんです」
というような相談をうけることがあります。膝に限らず痛みがあったら育児に集中できないですよね?
この膝の痛みは妊娠・出産と関係があるのでしょうか?
今回は『産後の膝の痛み』について書いていきたいと思います。
産後の膝の痛みの原因は?
育児による膝関節への負担
産後は赤ちゃんを抱っこする際に前かがみになったり、立ち座りの動作が増えます。また抱っこをしたまま膝がねじれる様な姿勢で作業をすると膝関節には必要以上の負担がかかります。
妊娠中の体重増加
妊娠中に体重が増加したことで膝に負担がかかり、出産後も回復しないままだと当然負担は大きくなります。
出産に伴うホルモンバランスの変化
一般の方と産後のママさんの大きな違いは、ホルモンバランスの変化です。出産を控えるママさんの身体は骨盤と産道を拡げるため、リラキシンというホルモンが分泌されます。これにより靱帯や関節が緩み、分娩時に赤ちゃんがスムーズに産道を通れるようになるのです。産後はリラキシンの分泌もおさまり、回復していくのですが、骨盤や関節はまだ不安定な状態であり、緩んだ状態がしばらく続きます。こんな時期に育児や家事におわれることで膝関節に負担がかかり、痛みを強く感じるのです。
ご自身で出来る対処法
産後の膝の痛みを悪化させないためには、日頃の生活を見直すことが必要です。
掃除などの際は、極力しゃがむ動作を減らす(雑巾がけをワイパーに変えるなど)、
床に座らずイスやテーブルを使う、脚を組んだり横座りも関節に負担がかかるのでひかえる、etc.・・・
姿勢に注意しながら生活していくことが大切です。
違う原因が隠れている場合も・・・
出産後の膝の痛みとして上記以外の原因が隠れているケースもあります。
例えば、
・熱が下がらない
・痛みで夜眠れない、目が覚めてしまう
・全身のだるさやこわばりがある
・発疹ができる
等の症状がある場合には要注意です。
いずれにしても、出産後、膝の痛みが出てきたら早めに医療機関を受診しましょう。
リバース浅草鍼灸整骨院では
膝の痛みをかばいながら日常生活を続けると、他の関節にも支障をきたす可能性があります。
当院では『産後の膝の痛み』だけでなく、腰痛、股関節痛のケアを行っております。痛みの原因をしっかりと見極め、各々の症状に対して適切な施術をしてまいります。
また、
・産後の不安定な骨盤を理想の形状で安定させる
・低下した筋力の再教育
・育児期間中の体の負担の軽減
を目指して『産後骨盤矯正』のメニューも用意しております。
痛みをかばいながらの育児は辛いものです。せっかくの楽しい時期を快適に過ごしていただくためのお手伝いが出来ればと思います。
『産後の膝の痛み』だけでなく、腰痛や恥骨痛に悩まされている方、一度当院までご相談いただければと存じます。
関連リンク>>産後の骨盤矯正の詳細はこちら