産後の尿モレ
2018年1月21日
『産後の尿モレ』があります。
症状が症状なのでなかなか言い出しにくいことかと思いますが、出産後はよくある事なのです。
そもそも何故尿モレ?
まさか自分が尿モレ!?と思われる方が多いと思いますが、妊娠期や出産後は多くの人が経験するもので、何ら特別なことではありません。
妊娠中は大きくなった子宮が膀胱を圧迫し、尿もれが起こりやすくなりますが、産後もしばらくは、まだ大きな子宮に膀胱が圧迫されます。
それに加えて、分娩時に骨盤底筋群に大きな負担がかかることが要因としてあげられます。
骨盤底筋群とは、骨盤の底にあって子宮、膀胱、直腸などの腹部の臓器を支えている部分で、筋肉や繊維組織でできています。この骨盤底筋群が緩んでしまうと尿道の締まりが悪くなり尿モレにつながるのです。
骨盤を矯正するだけで改善?
このように考えると、単純に受身の骨盤の矯正、調整だけでは尿モレ対策としては不十分といえます。(何をもって矯正、調整とするかは議論のあるところですが(^_^;)
大事なのはトレーニング
上記のような理由から、産後の尿モレに対しては弱った骨盤底筋群の再教育、トレーニングが不可欠です。
通常このような機能は、ゆっくりと回復していくものですが、特に難産だった人などは、骨盤底筋群等の骨盤をサポートする力が不十分なままになり、年齢を重ねてから尿道を絞める力が不足して、腹圧性尿失禁が現れることもあるのです。
出産で骨盤底筋群に負担をかけてしまうのは避けられません。これを早めに回復させることが、年齢を重ねてからの腹圧性尿失禁を予防することにもつながるのです。
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では、産後のママさんが快適な育児ライフを送れるように産後骨盤矯正プログラムを用意しております。
一人一人の症状、状態に合わせて、矯正、調整だけでなく、骨盤を支える力を戻していくためのトレーニングを両輪として構成していきます。
産後の尿モレや腰痛等の症状でお困りの方はお気軽に当院までご相談ください。
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