産後骨盤矯正 ~帝王切開の場合は?編~
2018年1月14日
当院では産後のママさんもケアを行っておりますが、その中で腰痛、肩こり、骨盤矯正のことなどをご相談いただきます。中でも
『帝王切開の場合は骨盤矯正って必要ですか?』
『帝王切開では骨盤開かないですよね?』
という質問をいただく事も多いです。
今日はそのあたり事を書いてみたいと思います。
そもそも産後の骨盤に起因するトラブルとは?
当院の産後の骨盤矯正は、産後の腰痛、股関節痛、尿漏れ等の改善が適応症状です。
一般的に骨盤の関節は、平面関節といって、肩や膝のような一般的な関節と比べると数ミリしか動きません。
ところが、出産時に限ってはホルモンの働きによって、骨盤は大きく動きます。恥骨結合の間隔が開き、左右の腸骨が仙骨を中心に開くことで赤ちゃんが産道を通りやすくなるのです。
(ここでは出産時の骨盤の開きについての詳細は省きます。)
まずは、一般の方と産後の方ではゆがみのメカニズムが異なるという事がスタートです。
関連ブログ >> 産後の骨盤がゆがむ原因
帝王切開では産後の症状は出ないのか?
出産時は骨盤が開きますが、帝王切開の場合はどうでしょう?
骨盤が大きく動かなければ、前述のような症状は出ないのでしょうか?
そんなことはないですよね?
という事は、産後の諸症状は姿勢不良からくるもの、筋力低下等からくるものも多いという事です。
(もちろんホルモンの影響で骨盤は緩むし、支える力が落ちているので一般の方とは当然異なります。)
妊娠時のお腹の大きい時の姿勢がそのまま直っていなかったり(クセになっていたり)、出産後のお子さんを抱っこしたりする際の姿勢や負荷によって痛みの出ているケースも多いのです。
骨盤のケアはどうすれば良いのか?
では、産後の痛み等の諸症状に対してどのようにアプローチするれば良いのでしょうか?
やはり自然分娩の方と同じく姿勢、筋力低下に対して働きかける必要があります。
産後はインナーマッスルが弱っています
特筆すべきこととして、帝王切開の場合は、腹筋群を切開しているので筋肉がダメージを受けており、回復させるために相応の期間がかかる、という事があげられます。
特に体幹部を支える上で重要な筋肉である腹横筋の機能を回復させる必要があります。
関連ブログ>>カラダを支える大事な筋肉~腹横筋編~
リバース浅草鍼灸整骨院では
当院では出産後のママさんのために、産後骨盤矯正のメニューを用意しております。
自然分娩の方はもちろん、帝王切開で出産された方もたくさんいらしています。
その方の状態、症状に応じて、矯正・調整、トレーニングをする事で機能回復を行い、体を最適な状態にし、快適な育児ライフを送れることを目指していきます。
出産後の腰痛、その他の症状でお悩みの方、まずはお気軽に当院までご相談ください。
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