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オスグッド 膝の痛み
オスグッド 膝の痛み
こんなことでお悩みではありませんか?
- 運動をしていると膝が痛くなる/li>
- 膝の下の骨が出っ張っていて痛い/li>
- 病院では湿布を渡されて様子をみてくださいと言われた/li>
- オスグッドの痛みを早くなくしたい/li>
- オスグッドにならないように予防法が知りたい/li>
成長期の子供で経験者続出!オスグッド病
オスグッド・シュラッター病は膝の下、脛骨の粗面という部分の骨の異常です。
病態的には骨端症と言い、成長期に軟骨組織となっている部分が、しっかりした骨組織に変化していくのですが、何らかの原因で骨が過成長を起こしたり、疲労骨折をおこすことがあります。
骨端症を引き起こしやすいほかの部分では、足の踵骨(セーバー病)、舟状骨(外脛骨)、中足骨(ケーラー病)があります。
競技別にみると、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、陸上競技が多く、下半身が重要視されるスポーツでの発生頻度が高くなっています。
基本的に、痛みがあるときは運動を控えることになります。骨の隆起が残ったとしても日常生活に大きな支障を残すことは稀ですが、膝をついたときに当たって痛みが再発したり、見た目が気になってしまう方もいらっしゃるので、出来るだけきちんと治療しておいたほうが良いでしょう。
脛骨粗面は大腿四頭筋の付着部であり、部活動などで負担をかけすぎて脛骨粗面に牽引ストレスを与えた場合によく起こります。
オスグッドにならないための予防策
オスグッドの痛みは、骨膜炎、あるいは筋腱の付着部炎といった「炎症」によるものです。
したがって、炎症が収まれば痛みはなくなりますが、炎症をおこす原因は大腿四頭筋や膝蓋靭帯の牽引ストレスなので、治療はそこまで取り除かなければ容易に再発してしまいます。
筋肉の柔軟性を左右する要素は、運動量、水分量、血流量、カルシウムイオンを代表とするミネラルバランス、乳酸などが挙げられます。
運動時にはミネラルバランスを意識した水分摂取を心がけ、普段から有酸素運動やストレッチを行って筋肉内の毛細血管の血流を良く保っておく必要があります。筋肉は使わなくても硬くなるのです。
ストレッチの際は対象の筋肉だけでなく、全体を伸ばすように行います。すると各関節の可動域が良くなり、直接筋肉にかかる負担を和らげることができます。
大腿四頭筋は、股関節と膝関節の動きを支配する大きな筋肉です。
したがって、この2つの関節の動きに関わる他の筋肉も柔らかくするだけでなく、もう一つの足の関節、足関節の動きを良くしておくと効果が高まります。
当院でのオスグッドの治療
オスグッドの治療は原則として、
①鎮痛
②可動域改善、柔軟性向上
③筋力強化、セルフケア
の流れで行います。
炎症が強い時期には、特殊電療を用いて早期に炎症反応を鎮めることが先決されます。
骨自体に知覚はありませんが、骨膜は知覚神経が豊富に存在しています。
よく、脛を蹴られたときは「弁慶の泣き所」と呼ばれるくらい酷く痛みますが、これは骨膜の痛みです。
骨膜の炎症は長引きやすいのですが、それはそこに付着している筋肉や腱の牽引ストレスが収まらないとなかなか治まらないからです。
したがって、炎症を抑えることと、対象の筋肉を緩めて牽引ストレスを早く緩和する事が初期治療において重要と考えます。
炎症が収まったら、痛みもだいぶ和らいでいるので、多くの人は「治った」と思いがちですが、これは大きな勘違いです。
ここまででは、まだオスグッドの痛みをもたらした原因にまでアプローチできていません。
当院では、ここを重要視しています。
オスグッドの痛みは、走りすぎたなどのきっかけはあっても、いつの間にか自然と出現してくる痛みですので、「ひねった・ぶつけた」といったケガの痛みとは異なります。
自然発症の痛みの原因の多くはスポーツで偏った動きをすることや、日常生活の癖の蓄積です。
癖はみなさんが持っていて、蓄積するものなのです。
何度も同じような痛みを味わい、そのたびにスポーツを休まなくてはならない状況にさせないためには、定期的に癖を修正し、蓄積させないよう再発予防に努めましょう。