バイク事故による足首、手首、肩関節のケガ
2015年11月22日
40代 男性
交差点を直進しているときに右折車と衝突して受傷。
右の足首、左の手首、左の肩関節、両膝、首、腰、と多くの部位を痛めていました。
医療機関で画像診断を受け、明確な骨折線は認めなかったものの、手首は骨折疑いありという診断だったそうです。
事故から一週間後、当院受診。
身体のどの部位も強い痛みがあり、正確な状態を把握するのが困難な状況でしたが、
手首は骨折の疑いが高かったため、再度画像診断を受けるよう薦めたところ、骨折という診断が出ました。
骨折は、はじめはレントゲンに映らなくても、受傷して1~2週間後に骨膜反応が現れてから明確にわかることがよくありますので、初めに異常がないと言われても、時間をおいてから再度検査をしたほうがよい場合があります。
骨折は、骨がつくまではしっかりした固定と、経過観察のためのレントゲン検査が必要になりますので、整形外科に治療を任せたほうがいいケースがあります。
骨がついた後のリハビリは、整骨院でも行うことができ、当院の得意とする分野でもあります。
現在も治療を続けていますが、日常生活への支障がだいぶ減り、動きやすくなってきたということです。
早期回復のためには、なるべく早く痛みを和らげ、元の日常生活に戻ることが重要です。
事故によるケガは、身体的なダメージはもちろんのこと、
仕事がいつもどおりこなせなくなることや、きちんと治るかどうか先の見えない不安、
保険会社とのやり取りがうまくいかないなどによる精神的なダメージも大きいのが実情です。
足首は靭帯を損傷しているため、リハビリには長期間を必要としますが、後遺症が残らないよう治療を心がけています。
痛みをかばって生活せざるを得ない状況から、ケガと関係のない部分にかかる負担を軽減するアプローチも行っています。
バイクでの事故は重傷のことが多く、まだ骨も完全についていないため、治療には長期間を必要としますが、早期回復を目指してスタッフ一丸となり治療にあたっております。