寝違え
寝違え
こんなことでお悩みではありませんか?
- 朝起きたら、首や肩が痛い/li>
- 首を動かすと痛みがある/li>
- 痛みで首を動かすことができない/li>
- 首や肩の痛みの他に、腕にしびれがある/li>
- 湿布を貼って様子を見たが、痛みが取れない/li>
- 定期的に寝違えを起こしやすい/li>
たかが寝違え、されど寝違え
寝違えによって起こる症状には次のようなものがあります。
①首や肩の運動時の痛み
②首や肩の痛みに加えて、片側の腕にかけてしびれがある
①の場合は、主に筋肉や関節に炎症や障害が現れていることを疑います。
②の場合は、①の原因のほか、神経にも炎症や障害が現れていることを疑います。場合によってはヘルニアなどを起こしていることもあります。
②の場合は、痛みが長期になりやすいため、整形外科でMRIなどの精密検査を受けることを薦める場合があります。
首や肩を寝違えていらっしゃる患者様に原因を訪ねると、
「うたた寝をしてしまったから?」
「寝相が悪かったから?」
「枕を最近変えたから?」
というようなお声が挙がってきます。
一方で、思い当たる原因がわからないのに、しょっちゅう寝違えを起こす方もいます。
両者の違いはなんでしょう?
原因が明確な場合は、それらをとり除き、炎症を抑えて後治療をすれば大部分の方が痛みを繰り返すということは少ないですが、原因がよくわからない場合は、もともと肩こりや首こりを抱えている方が多く、筋肉の緊張が強い傾向の方が多いです。
肩こりや首こりの原因は主に不良姿勢(猫背など)です。
猫背は頸椎の関節に負担をかけ、筋肉の緊張は身体の順応性を低下させてしまいます。
そのため、ちょっとしたことでしょっちゅう首や肩を痛めてしまうことにつながるのです。
首は、頸椎にある関節と、周りにある筋肉で頭の重みを支えています。
頭の重さはスイカ程度ともいわれ、それを細い首で支えるため、頭の位置によっては頸部の負担が大きくなってしまいます。
代表的なものが猫背です。
猫背の場合、頭が身体の重心線よりも前方になるため、頭の重みが頸部に強くかかりやすくなり、筋肉に負担をかけます。
近年知られてきた「ストレートネック」も同様で、かつ頸椎の湾曲がないために適度な「遊び・しなり」が利かないために関節にストレスを与えやすくなります。
よって、首や肩を痛めやすい要素は「姿勢=身体の癖」になります。
自分でわかる!簡単猫背チェック
壁にかかとから背中、頭までがぴったりと付くように立ってみてください。
このときに、肩や頭が離れてしまう。くっつけていることが辛い。顔が上を向いてしまう。
そのようであれば猫背の可能性が非常に高いです。
顔が前に出てしまう人は、頸椎の湾曲が減少してストレートネックになっている可能性があります。
身体の癖は、日常の小さなことからつくられます。
テレビを見る向き、寝る姿勢、脚の組み癖、歩き方など・・・
自分にとって楽な姿勢が、必ずしも身体によい行い方とは限りません。
疼痛回避動作という言葉がありますが、これは不調を和らげるために無意識にとってしまう姿勢のことで、
身体の状態が正しい方法を行うに難しい状態であれば、それは身体の調子が良くないということになります。
正しい姿勢をとりやすくするためのメンテナンスを定期的に行う必要があるでしょう。
まずは痛みを早期とること
治療の第一歩は、痛みが首や肩にあればそれを早く取り除くことです。
痛みがあるうちは疼痛回避動作を自然に行っています。
無意識に動かさないようにすることや、痛みのある動作を避けることが続くと、かばった影響で身体の他の部分に負担がかかるようになります。
首や肩の痛みっをかばっていたら腰が痛くなってきた。背中に張りを感じるようになった。
身体はさらにそれらを避けるようにして広範囲に影響を及ぼしてきます。
放っておけばおくほど、痛みの震源地が分かりづらくなる上に、症状をこじらせてしまうので、早めに治療を始めることが重要です。