白筋と赤筋??ピンク筋!?
2018年9月23日
皆さん白筋、赤筋って聞いた事はありますか?さらに言えばピンク筋なんていうのもあるんですが(o^^o)
あるいは速筋、遅筋なんていうのはどうでしょう?
筋という以上は筋肉なのですが、今回は色、特性からの分類とその内容についてみていきます。
併せて、前回まで書いてきた、体幹のインナーマッスルに関連するところにも触れていきます。
関連ブログ>>体幹トレーニングの意義は?
白筋(速筋)と赤筋(遅筋)の違い
筋肉は大きく分けると、白筋=速筋と赤筋=遅筋の2種類に分かれます。
(もう一つピンク筋=中間筋というのもありますが、今回は割愛します)
速筋は瞬発力に優れた運動をすることに向いている筋肉で、遅筋は持久力に優れた運動をするのに向いている筋肉です。
速筋(白筋)と遅筋(赤筋)を説明する際によく用いられる例えが、魚の赤身と白身の話です。まぐろやかつおなどの回遊魚は長距離を移動するために筋肉における遅筋(赤筋)=赤身の割合が多くなります。
これに対し、ヒラメやカレイなどの白身魚は海を動きまわらず、獲物を捕らえるため、筋肉の割合は速筋(白筋)が多くなります。
筋肉を構成する筋繊維のうち、酸素を貯蔵するミオグロビン等のタンパク質を多く含む筋肉は赤く見えることから、遅筋は赤筋と呼ばれ、逆に筋肉内での含有量が少ない速筋は白筋と呼ばれます。
速筋(白筋)
速筋は筋肉が運動する際、酸素の使用量が少ない筋肉です。無酸素運動であるダッシュやジャンプといった瞬発力が必要な運動に向いています。反面持久力を必要とする運動には不向きです。
筋トレでは、10回以下の反復回数で限界がくる高負荷低回数で鍛えます。
遅筋(赤筋)
遅筋は筋肉が運動する際、酸素を使用しながら収縮します。有酸素運動である水泳やジョギングといった持久力が必要な運動に向いています。運動の際は体内の糖だけでなく、脂肪を燃焼させエネルギーとして使用します。
筋トレでは20回以上の反復回数で限界がくる低負荷高回数で鍛えます。
筋肉は生まれつき?
速筋と遅筋の筋繊維の比率は個人により生まれながらにして決まっています。つまり遺伝的要素が強いということになります。(もちろん後天的に鍛えることは可能です)
また、筋肉の部位によっても、その割合は変わってきます。
例えば、ふくらはぎの筋肉は長時間体重を支えて歩行などを助ける筋肉であるため、遅筋の割合は高くなっています。
これに対して瞬発的な動きが多い大腿を支える筋肉では速筋の割合が高くなっています。
遅筋(赤筋)を鍛えるなら体幹?
速筋を鍛えるか、遅筋を鍛えるかは目的によって変わりますし、どちらか片方だけというのものでもありません。
もし遅筋を鍛えるのであれば、遅筋がたくさんある部位をトレーニングで鍛えていくのが効率的です。
遅筋が多く集まっているのは体幹部です。
(もちろん腕や足にも遅筋はありますが、体幹部に多いです)
遅筋というのは、同じ動作を続けたり、同じ姿勢を維持するのに使われます。
座っている時も、ただ立っている時も、遅筋はずっと使われ続けます。それこそ回遊魚のように頑張り続けているのです。(そうでなければ姿勢が維持できません)
特に上半身は、寝ている時以外は、ずっと立っているのと同じ状態が続きます。だから腕や脚に比べても体幹部に遅筋が多いのです。
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