低気圧！！♯３ | 台東区浅草に2院「リバース整骨院・鍼灸院グループ」

低気圧！！♯３

2016/01/06

自律神経の働きについて前回お話ししました。

 

 

今回はいよいよ、自律神経と低気圧の関係です。

 

今日、あまり天気よくないですね。低気圧でしょうか。

 

夕方になって、気温も大幅に低下してきました。

 

 

□天気が悪いと気分も落ち込みがち・・・

 

□天気が悪いとなんとなく具合が悪い・・・

 

□天気が急変するときに頭痛や肩こりがひどくなる・・・

 

 

こういった症状でお悩みの方はいませんか？

 

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これらも、自律神経の不調による症状のほんの一部に含まれます。

 

以前、私がみていた患者様でむち打ちの方がいましたが、

 

その方は事故に遭って以来、首が冷えたりする風が強い日は首の痛みや頭痛が増してしまうため、

 

冬じゃなくてもストールなどが手放せないと言っていたのを思い出します。

 

 

気圧の急激な変化で、身体の中では何が起こっているのでしょうか？

 

 

言うなれば、人の身体は６０億個の細胞の塊です。

 

細胞の構造は一つの袋のようなものです。

 

とすると、人間の身体も一つの袋と捉えることができます。

 

つまり、低気圧の時の人間の身体もこうなっているということです。

 

 

小さな細胞の間には水分があり、老廃物の交換などを助けていますが、

 

気圧が低くなると、身体の細胞は膨張し水分は外側へ押し出されます。

 

これが、むくみです。

 

 

血管は拡張し、血圧が下がるために、血の巡りが悪くなり、眠気やだるさが出てきます。

 

低気圧の日は酸素が薄く、身体は酸素の消費量を抑えるために休息の状態に近づけようとします。

 

この状態は副交感神経優位となり、呼吸や脈は緩やかになります。

 

結果、眠気やだるさが助長されます。

 

 

 

ですから、天気が悪い日は気が乗らないとか、だるいというぐらいの事は、健康な人でも自然に起こるものなのです。

 

 

しかし、自律神経のバランスを崩している人はこれらの程度がひどく現れたり、痛みを感じることがあります。

 

 

低気圧の場合は脂肪細胞に隠れているヒスタミンが、血中に増加します。

 

このヒスタミンは、交感神経の働きを優位にするほか、痛みを伝える物質であったり、

 

花粉症や喘息といったアレルギー反応を起こす物質です。

 

低気圧で、副交感神経が優位になろうとしている所に、ヒスタミンによって交感神経も刺激され、

 

自律神経はパニックになっています。

 

交感神経の作用では、脳の血流量は増加するため、偏頭痛が起こりやすくなります。

 

 

ヒスタミン自体は痛みを引き起こす物質でもあるため、

 

古傷が痛んだり、痛めているところの調子が悪くなることもあります。

 

アレルギー反応を惹起させる作用があるので、

 

季節の変わり目や天気が悪い日に、喘息などの発作が起こりやすいのもこのためと考えられます。

 

 

 

 

身体の状態が、外的環境の変化に対して対応しようとしても、

 

自律神経の調子自体が悪く、適応が難しくなっている状態では、

 

人間は体調不良を感じるということです。

 

 

 

天気の良い高気圧の場合は、これらと逆の現象が起こり、

 

身体はエネルギッシュでやる気が出やすくなります。

 

晴れの日はすがすがしく感じるのはそのせいでもあるでしょう。

 

 

現代は外的環境を人工的にコントロールすることができるようになり、

 

いつも快適な環境のもと、生活できるようになりました。

 

その代わりに、本来持っている自律神経の働きを生かすことをしなくなったので

 

自律神経の調整能力が弱くなっているとも言えます。

 

 

当院では、鍼灸治療を中心に自律神経の機能を整える施術を行っています。

 

自律神経の不調でお困りの方はご相談ください。

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